Androidユーザーならわかる?iOS9の新機能、「Split View」は期待を遥かに下回っていた件
iOS9の目玉のと言われていた、サイドにアプリを表示できる「Slide Over」と2つのアプリを同時に使用できる「Split View」ですが、iPad Air2でこの機能を使ってみたところ正直、想像していたよりも使えないという印象でした。それはメインでAndroidを使っているからなのでしょうが、なぜそう感じたのかを紹介していきたいと思います。
「Slide Over」「Split View」とは
Slide Over
Slide Overとは右側にサイドバーのような形でアプリを表示することが出来る機能です。
下の画像のように何かのアプリを開いている状態で右側からスワイプするとSlide Overに対応しているアプリが表示されます。
アプリをタップすると右側に表示され、また別のアプリを開きたい場合は上からスワイプしてアプリ一覧に戻すことができます。
Slide Over対応機器
iPad Pro、iPad Air 2、iPad Air、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2
Split View
Split ViewとはSlide Overの延長線上にある機能で、Slide Overで表示させた状態で左側へスワイプすることで2分割で表示させることができます。
このように2つ同時にアプリを操作することが可能になりました。
対応機器
iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4
Split Viewが意外と使えないと思った理由
Split Viewが意外と使えないと感じた理由、それは対象のアプリしか使えないということです。何かのアプリを開いている状態で右側からからスワイプすると、対象のアプリが表示されます。その表示されたアプリのみがSplit Viewの対応アプリとなっているのです。
例えばdマガジンを見ているときに、気になったことを検索したいと思ってSafariいたところ、Slide Overとしては開くことができましたが、スマホようのレイアウトで表示されるわけでもなく、文字が小さい上に左側へスワイプして2分割して表示したいと思ってもスワイプできません。
▶対応しているアプリ一覧
時計、ヒント、ビデオ、Podcast、iBooks、Game Center、Find iPhone、メッセージ、FaceTime、連絡先、友達を探す、マップ、メール、リマインダー、写真、カレンダー、Safari、メモ
以上が今現在(2015年9月20日)対応しているアプリで、このアプリ同士であればアプリを2つ同時に開き操作することが可能なのですが、YouTubeアプリで動画を見ながらSafariを立ち上げるということも不可です。Slide Overとしては表示可能ですが、Split Viewでは不可です。
また、対応ブラウザはSafariのみ。Safari以外のブラウザをインストールしていたとしても、Side Over対象アプリとしては表示されません。
同じ機能がAndoroidに搭載された場合、自由にカスタマイズできるはず
もし同じようにAndoroidOS搭載のタブレットで同じようにアプリを同時に起動できるSplit Viewのような機能が搭載された場合、自分が好きなアプリを2つ同時に表示できるようになるはずです。
Side OverとSplit ViewでiPadが非常に便利に使えるようになる。といろいろなサイトで見かけていたのでかなり期待していたのですが、決められたアプリだけしか使えないので自由度も低く、非常に便利になる機能ではないということで期待を下回る残念な機能だったなという印象でした。
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