初めてのGoogle純正スマートフォン「Pixel」発表!Googleアシスタント搭載、カメラは過去最高!?
これまでGoogleから販売されていたスマートフォンNexusシリーズはLG(Nexus5Xなど)やASUS(Nexus7など)と組んで開発していたため、背面にメーカーのロゴがありましたが、今回発表されたPixelは初めてGoogleが独自で開発したスマートフォン(Google純正のタブレットはすでにPixel Cが発売済み)ということで背面にはGoogleの「G」のロゴが表記されています。
Pixelのスペック
・OS:Android7.1 Nougat
・ディスプレイ:5.0インチ 1920☓1080(Pixel)、5.5インチ 2560☓1440(Pixel XL)
・カメラ:メイン1230万画素、インカメラ800万画素
・CPU:Qualcomm® Snapdragon™ 821 (2.15 Ghz + 1.6 Ghz、64 ビット クアッドコア)
・メモリ:RAM4GB
・ストレージ:32GB、128GB
・カラー:シルバー、ブラック、ブルー(限定)
・バッテリー:2770mAh(Pixel)、3450mAh
・ポート:USB Type-C、Nano SIM、3.5mmオーディオジャック
・メディア:底部スピーカー、マイク☓3(全面2、背面1)
・その他:RGB LED通知ランプあり
・サイズ:
Pixel:縦143.84mm☓幅69.54mm☓高さ(下部7.31mm、上部8.58mm)、重量143g
Pixel XL:縦154.72mm☓幅75.74mm☓高さ(下部7.31mm、上部:8.58mm)、重量168g
今回発表されたモデルは5.0インチのPixelと5.5インチのPixel XLの2つのモデルで基本性能は同じですが、サイズの大きさ、ディプレイの解像度、バッテリー容量などはPixel XLが大きいモデルとなっています。そして最新のOS Android7.1 Nougatが搭載されています。
また、今回のPixelもこれまでGoogleから販売されていたスマートフォンと同じく、microSDカードスロット、防水のどちらも対応していません。
Pixelの特徴
スマートフォン史上最高値のスコアを出したカメラ
画質評価装置や画像処理ソフトを開発している「DxO」が算出した「DxOMark Mobile」で、スマートフォン史上最高の「89」というスコアになったことを紹介しています。
1230万画素(Xperia X Performance:2300万画素)と決して高くはありませんが、暗所でノイズを低減や連射からベストショットが選択できる「スマートバースト機能」、Google観測史上、最速でシャッターが切れるようになっているとのこと。
また、動画撮影時にはSabilization(手ブレ補正)をONにした状態での手ブレ補正技術が優れている点を上げています。手ブレ補正技術にかんしてはiPhone7も非常にブレがない動画が撮れるため、映像を見る限りではほぼ同じくらいではないでしょうか?
・Pixel手ブレ補正動画
音声操作でレストランの予約もできる「Googleアシスタント」
「10月に撮った画像を表示して」と音声で指示
「Googleアシスタント」はiOSで使用できるSiriによく似た機能で、これまでGoogleも音声で検索はできていましたが、あくまで「検索」がメインとなっていました。しかしGoogleアシスタントは音声検索はもちろん、現在表示されている画面を元に検索候補を表示してくれる「Now on Tap」を組み合わせて、これまでの検索履歴や表示している画面を元に最適な”答え”を表示できるようになったようです。
音声:「今後行われるバークレーにあるグリークシアターでのイベントを表示して」
結果:The Lumineersのライブが10月6日(木)19時と10月7日(金)20時30分に行われるようです。
音声:「The Lumineersの曲を再生して」
結果:YouTubeで再生される
音声:「Text Liza」
結果:Lizaへのメッセージを起動
音声:「Went to go see The Lumineers in Berkeley on Friday」
音声:「sent」
結果:メッセージが送信される
返信が来ました。「Marzano」でのディナーも希望しているようです。
ホームボタンの長押し(Now on Tap)でメッセージの内容を元に、レストランの「Marzano」と、「The Lumineers」が表示されました。
GoogleマップでMarzanoを表示し、音声で「Marzanoからグリークシアターまでの距離」を検索。
金曜日18時に2人で予約しました。
10月7日(金)18時に予約が完了しました。
このように、音声だけでイベント情報の検索や音楽の再生、メッセージの送信、そしてレストランの予約までができるようです。
下部と上部の厚さが違う「デザイン」
Pixelのサイズには「高さ(下部7.31mm、上部8.58mm)」と表示されています。つまり下部と上部の高さが違うということなのですが、カメラレンズがある部分は少し盛り上がっていて少し厚くなっています。この仕様はカメラレンズが出っ張らないようにとのことですが、上に行くに従って滑らかに厚くなっているため、床に置いたときにグラつくということはなさそうです。
前回発売されたNexus5XやNexus6Pはカメラレンズが出っ張っていて、置いて操作をするときはグラついていたので、それを改善するためのデザインのようです。
最後に
今回発表されたPixelでの一番の特徴としてはGoogleアシスタントなのですが、この機能はOSが対応しているのではなく”機種”が対応しているようなので、現在販売されているXperia X PerformanceやNexus5Xなどが対応することはなさそうです。
そのため今後発売されるAndroid OSスマートフォンでGoogleアシスタントが使える機種というのが登場してくるのか、もしくはGoogle独自のスマートフォンでしか使用できないのかはまだ不明ですが、非常に便利な機能であることには間違いありません。
ただし、オープンなGoogleのことなので、Pixelでしか使用できないように制限をかけることは無いかと思いますが…
最後に、今回も採用されたUSB Type-Cで15分の急速充電で最大7時間使用できるとのことです。
Google新製品発表動画
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