格安スマホの最高峰Zenfoneはどれくらい凄いのか?「Zenfone3」の仕様を詳しく調べてみた
現在日本で販売されている高性能・低価格のSIMフリースマートフォンと言えば、Googleが各メーカーと組んで開発していた「Nexusシリーズ」、そしてASUSが開発している「Zenfoneシリーズ」があります。この2つのシリーズはAndroidスマートフォンではトップクラスの性能を誇ります。
Zenfoneはコスパに優れていて、非常に人気があるSIMフリー機なのですが、僕はこれまで特に注目しておらず、どんな機能が搭載されているかまでは調べていなかったので、2016年10月7日に発売した「Zenfone3」の仕様からZenfoneの人気の理由を調べてみたいと思います。
Zenfone3のデザイン
デザインは特段カッコイイというわけではありませんが、USBポートはXperia XZやNexus 5Xなどで採用されている「USB Type-C」となっています。これから主流になるであろうUSB Type-Cを搭載しているスマートフォンは例外なく高スペックとなっています。
背面には指紋認証センサーがあります。Nexus5Xも背面に指紋認証センサーがありますが、背面のこの部分に指紋認証があると持ったときに自然と触れる部分なので、ストレス無くロックを解除する事ができます。
ただし床に置いた状態で指紋認証解除はできないため、その点では少し不便になります。(Xperia XZなどXperiaシリーズは本体の横の部分に指紋認証があるため、置いた状態でも、手に持った状態でもロック解除がしやすくなっています。)
指紋認証センサーの位置については好みでしょうけど、個人的には横にある方が使いやすく感じます。
厚さは「7.69mm」(参考:Xperia XZ「8.1mm」、iPhone7の「7.1mm」)となっていて非常に薄いのですが、iPhone7もそうですが本体が薄い分カメラのレンズが出っ張ってしまっています。もちろん持った状態での操作には全く差し支えませんが、床に置いた状態での操作は本体がグラついてしまうという欠点があります。
5.2インチのフルHDディスプレイ
5.2インチのフルHD解像度(1920×1080)と600nitsの高輝度で鮮やかな画面表示が特徴です。1920×1080のフルHD解像度に関しては最近の高スペックスマートフォンでは標準になってきていますね。
素早く撮れて、光学式と電子式の両方の手ぶれ補正対応
1600万画素のカメラに4K動画の撮影も可能。そして0.03秒のオートフォーカス。光学式と電子式の両方の手ブレ補正に対応しています。
0.03秒のオートフォーカスに関してはXperia X PerformanceやXperia XZと同じ秒数で、写真を撮るときにサッとピントを合わせることが可能になります。そして特に凄い点が「光学式と電子式」のどちらも対応しているというところ。
【手ぶれ補正参考】
光学式手ブレ補正は補正レンズが動いてブレを補正するのに対し、電子式手ブレ補正は画像処理でブレを補正する
iPhone7=光学式手ブレ補正
Xperia XZ=電子式手ブレ補正
基本的にどちらか片方の手ブレ補正となっているので、両方対応というのは珍しいですね。ちなみにZenfone3では、写真は「4軸光学式手ブレ補正」、動画は「3軸電子式手ブレ補正」となるようです。
ハイレゾ対応
Xperiaシリーズでは、もう当たり前になったハイレゾですがZenfone3もハイレゾに対応しています。ハイレゾを体感するには対応のイヤホン・ヘッドホンが必要になるのですが、やはりちゃんとしたイヤホンでハイレゾ音源を聴くとまったく音質が違います。
「参考」
スペック
CPU:Qualcomm® Snapdragon™ 625(オクタコアCPU)
メモリRAM:3GB
メモリROM:32GB
microSD:microSD(SDXC) 最大2 TB
カメラ:メイン1600万画素(F値2.0)、イン800万画素(F値2.0)
バッテリー:2650mAh
重さ:144g
サイズ:146.8 ×73.9 ×7.69 mm
入力端子:USB Type-C
価格:約42,000円(Amazon:29,950円)
SIMカード:デュアルSIMカードスロット
SIM 1: 2G/3G/4G microSIM スロット
SIM 2: 2G/3G/4G nanoSIM スロット
SIMカードスロットが2つありデュアルスタンバイ(2つのSIMを同時に使える)対応となっているため、かけ放題プランがあるドコモのSIMで電話をして、ネットは格安SIMで、ということも可能ですし、海外旅行に行った際に現地のSIMカードを挿し変えるという必要もありません。
実はドコモではカケホーダイだけを契約し、パケット定額には加入しないという契約方法もできます。そのため電話はカケホーダイのドコモSIM、ネットは格安SIMでということが可能です。
Q1.通話しか利用しないのですが、「カケホーダイプラン」のみ契約することはできますか?
A.「カケホーダイプラン」のみでもご契約いただけます。ドコモケータイなら2,200円、スマートフォンなら2,700円でご利用いただけます。(パケットパックを未契約でデータ通信を利用した場合、別途通信料がかかります。)
よくあるご質問|ドコモ
ただし、SIMカードとmicroSDカードを入れる場所は同じところになっているため、microSDカードを入れると2枚同時にSIMカードを使えないという欠点もあります。
それにしても8~9万円するXperiaとほとんどスペックが変わりません。それが半額以下で購入できるという…
また、ZenfoneはSIMフリー機なので、当然MVNO(格安SIM)も使えます。例えばmineoでは3GBプランで1,600円、楽天モバイルでは3.1GBで5分のかけ放題プランを付けて2,450円。本体が安いのに加え、月々の料金も安く抑えることができるため売れるのは当然なのかもしれないですね。
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