小・中学生に通話ができる1500円のプランでスマホを持たせる方法
MVNOの登場により格安でスマートフォンを持つことができるようになりました。そのため子供からスマートフォンが欲しいとお願いされたとしてもそこまで悩まずに持たせることができます。
現在最安では500円で持たせることもできるのですが、500円のプランでは、緊急電話が使えないというデメリットがあります。
プランは「音声通話付き」と「データ通信のみ(SMSあり)」「データ通信のみ(SMSなし)」の3つ
MVNOで契約をすると大きく分けて3つのプランが用意されています。
音声通話付き
090や080で始まる電話番号が付与され、通常の電話をすることができる。
データ通信のみ(SMSあり)
インターネットのみが使えるプランで、090や080などでの電話の発信はできませんが、050から始まるIP電話やLINEやSkypeなどの音声通話は可能。そしてLINEの新規登録ではショートメールかFacebookアカウントでの認証が必要になるため、ショートメールを使いLINEの登録をしたい場合にSMSありのプランを選択します。
データ通信のみ(SMSなし)
SMSが使えないプランのため、LINEの新規登録がショートメールでの認証ができません。Facebookのアカウントを持っていればFacebookアカウントで認証することができますが、13歳未満はFacebookにも登録ができません。
スマートフォンをただ使いたいというだけであれば「データ通信のみ」のタイプで月に500円で使うことも可能なため、小中学生に使わせるだけなら月に500円のプランでも十分ではないかとも思いますが、データ通信のみのタイプでは「緊急電話に掛けることができない」というデメリットがあります。
500円のプランがあるMVNO(SMSなし)
楽天モバイル ベーシックプラン:525円
通信速度200Kbps
SMSが使えてIP電話が使えるプランの場合645円
DMMモバイル ライトプラン:440円
通信速度200Kbps
SMSが使えるプランはプラス150円の590円
200kbpsという通信速度は、通常のプランで速度制限がかかった状態と同じ速度となります。この状態ではYouTubeを見ることは厳しいですが、TwitterやLINEなどを使用する分には問題ないという速度です。
050のIP電話では緊急電話は掛けられない
どちらもデータ通信のみのタイプでは約500円で使用することもでき、IP電話も使用する事ができるのですが(楽天モバイルでIP電話が使えるプランは645円)、IP電話では「110番や119番などの3桁番号」には掛けることができません。
ちなみに電話代が半額になるアプリ「楽天でんわ」や「DMMトーク」は通常の電話回線を使用して電話を掛ける仕様(IP電話ではありません)になっていますが、これも110番などには掛けられません。
・DMMトークでフリーダイヤルやナビダイヤルなど、発信できない電話番号はありますか?
フリーダイヤル、ナビダイヤル、110番などの3桁番号には発信できません。
ただし、177のように先頭に市外局番を付加して発信できる電話番号の場合は、付加すれば発信することができます。
スマートフォンは、友達や家族と連絡が取れるとという目的以外にも、緊急時に身を守るという役割が必要なときもあります。
警察署も消防署も「03-0000-0000」のような通常の電話番号もあるためIP電話で掛けるということもできますが、自分の身が危険に晒されている状況で、IP電話アプリを起動し、登録している警察署の番号を探して電話を掛けるということはテンパっていてできないはずです。
そのため、小中学生であっても通常の電話が使えるプランでスマートフォンを持たせておくことが、安全のためにはいいのではないでしょうか?
1,500円で電話が使えるプランがあるMVNO
楽天モバイル ベーシックプラン:1,250円(通信速度200Kbps)
ベーシックプランでは通信速度が常に200kbpsとなっているため、あと350円プラスして、下り最大262.5Mbpsでデータ容量3.1GBプランを使用することもできます。
DMMモバイル 3GBプラン:1,500円(下り最大375Mbps)
3GBプランで1,500円ですが、Wi-Fiに接続している状態でしかYouTubeなど動画を見ないようにすれば、1260円の1GBプランでも下りは375Mbpsとなるためこのプランでもいいのではないかと思います。
U-mobile 3GBまでプラン:1,480円~(下り最大375Mbps)
U-mobileは月に1GB以下の場合は1,480円、1~3GBの場合は1,780円というプランがあります。常に1GB超えるようであれば3GBプランの方が安くなりますが、Wi-Fiに接続していない状態ではYouTubeなどの動画を見ないようにすることで1GB内で使用することも可能です。
おすすめ機種
小学生時代にはあまりないかもしれませんが、中学生になるとやはりiPhoneが欲しいとせがまれることでしょう。SIMフリーのiPhone7を新品で購入すると7万円~となっているため、月々の使用料を安くすることはできてもiPhoneでは高くなってしまいます。
どうしてもiPhoneがいいという場合、モバイルステーションなどでiPhone6などの旧機種や中古品で3万円ほどで購入する方法もあります。
しかし、iPhoneにこだわらなければ、1~2万円ほどでいい機種も購入することが可能です。
FREETEL Priori3S
フリーテルはコスパに優れたスマートフォンを製造しているメーカーで、Priori3Sも約16,000円で購入可能です。
エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone 2 Laser
Zenfoneの最新機種「Zenfone3」が2016年10月7日に発売しましたが、Zenfone2も非常にコスパに優れた高性能スマートフォンです。SIMフリースマホでは非常に人気のあるシリーズとなっています。価格も18,000円ほどで購入できます。
最後に
スマートフォンの使用料が安くなったことから、子供に持たせるハードルが非常に低くなっているため、金額的な意味ではそこまで悩まなくてもいいですが、次に使い方をどうやって教えていくのかという問題にぶつかります。
パソコンの場合は親がいるときにしか使わせないということもできていましたが、スマートフォンはそうはいきません。
スマートフォンがきっかけで事件に巻き込まれたりということもあるので、価格よりも使い方をどう教育していくかということが一番大事になってきますね。
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