iPhoneを「iOS11.3」にアップデートしてバッテリーの状態を確認する方法と交換を依頼する方法
iPhoneを長く使っているとバッテリーが劣化したことによって突然電源が落ちる可能性が高くなります。また、最悪の場合は何度も電源が落ち、その結果動作が不安定になりiPhoneが使えなくなってしまうこともあります。
そのため、経年劣化したバッテリーを搭載しているiPhoneはパフォーマンスを落とし、本体への負担を少なくすることでこのような問題を防ぐようなシステムになっています。つまり、長く使っているiPhoneの動作が不安定になるのは、バッテリーの劣化も関係しているということです。
バッテリー交換することによってiPhoneがサクサク動くようになる可能性があるため、今使っているiPhoneが「充電したのにすぐにバッテリーが無くなる…」「動作が重くなった…」と感じるようであれば、iOS11.3へアップデートし、バッテリーの状態を確認し、状態が悪ければ交換をおすすめします。
もくじ
iOS11.3にアップデートすることでバッテリーの状況を確認できるようになった
2018年3月30日に「iOS11.3」が公開され、iPhone6以降のiPhoneがアップデートできるようになりました。
更新方法は「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」のダウンロードとインストールから行います。
アップデートが完了すると「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態(ベータ)」でバッテリーの状態を確認できるようになります。
下の画像では「最大容量が95%」、ピークパフォーマンス性能が「標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されていますが、この2つがバッテリーの状態を確認するのに大事な項目となります。
iPhoneのバッテリーが劣化しているかどうかを知る方法
まず、最大容量から解説します。
上の画像では最大容量が「95%」になっていましたが、この状態は新品のiPhone(100%)に比べ5%バッテリーが劣化したことがわかります。iPhoneのバッテリーは新品のiPhoneを使い始めて500回満タンに充電しても「最大80%」保つように設計されています。
500回の満充電というのは1年~1年半くらい使っているとその回数に到達しますが、ここの数値が80%を下回っているかどうかがバッテリーの交換の目安になります。
最大容量が70%台以下になると「バッテリーは著しく劣化しています」と表示される可能性がある
最大容量が70%台以下になると「ピークパフォーマンス性能」の項目に以下のような文章が表示される場合があります。
お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。サービスオプションについての詳しい情報…
この文章が今使っているiPhoneに表示されていて、電池持ちと動作に不満があるようであれば交換した方が良いでしょう。
しかし、バッテリーが劣化したことによって「電池が長持ちしない」「動作が重くなる」以外の問題は無いため、現状のiPhoneに不満が無ければ交換はする必要はありません。
郵送でバッテリー交換を依頼する方法
バッテリーを交換する方法はAppleへ郵送するか、Appleストアへ持ち込むかのどちらかになりますが、郵送の場合iPhoneが戻ってくるまで5日以上かかる場合があります。
Appleサポートへアクセスし、配送修理をクリック
iPhoneで使用しているApple IDでログインすると現在使っているiPhoneが表示されるので、バッテリーの交換を依頼したいiPhoneをクリックして選択します。
もし、表示されない場合はiPhoneの「設定」→「一般」→「情報」に表示されるシリアル番号を入力します。
名前・住所、集荷してもらう日時などを入力して次へ進みます。
支払い方法を「クレジットカード」か「代金引換」のどちらかを選び、申込み後、集荷を待つだけです。
バッテリー交換の費用について
AppleCare+に加入している場合や購入から1年以内の場合は無償で交換、それ以外は3,200円となっていますが、3,200円で交換できるのは2018年12月31日までで、1台につき1回までとなり、2019年以降は8,800円となります。
3,200円で電池が長持ちするようになり、動作も軽くなるようであれば非常に安いのではないでしょうか?
もし、現在使用しているiPhoneの電池持ちや動作が気になるようであればバッテリーの状態をチェックし、交換を依頼してみては?
関連記事
・iPhone8のおすすめケースをクリア・手帳型・耐衝撃など、タイプ別に紹介
・知らないと損!?iPhone7の3D Touch便利技12選
・これをやっておくとiPhone7が快適に使える25の便利設定まとめ
コメントはこちらからお願いします