パソコンが重い…フリーズする…そんな時の3つのチェック項目
数年パソコンを使っていると立ち上がりが遅くなったり、動作が鈍くなったりしまいにはフリーズを頻繁にするようになったりすることもあります。パソコンが古くなると使い始めた時に比べてだんだん動作が重くなってくるというのは普通のことなのですが、それでも重くてパソコンが使いづらいと思ったときにこれから紹介する3つの項目をチェックしてみてください。
パソコンの動作速度を決めるメモリの容量をチェックする
パソコンの動作速度はパソコンの頭脳であるCPUと作業スペースであるメモリの容量で決まります。CPUの場合取り替えたりするのが大変難しく交換は現実的では無いので今回は省きます。
▶メモリの容量を調べる方法
WinXP・WinVista・Win7の場合:スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→システムツール→システム情報
Win8の場合:右側からチャームを表示し→設定→PC情報(実装メモリを見ます)
※画像はWin7
システム情報を開き確認してみるとインストール済みのメモリが6GBとなっています。Win7もしくはWin8の場合ほとんどの場合が4GB搭載していますが、まれに2GBという場合があり、2GBの場合は立ち上がりが遅かったり、動作が鈍くなりやすい傾向があります。
メモリとは?
メモリとは簡単に言うと作業場所のことで、料理で言うところの”まな板”です。まな板が小さいとたくさんの材料(ソフト)を置くことができず。材料を切るのがとても効率が悪くなります。そして材料を置くためのスペースを確保している時間がフリーズしている時間となります。
つまり、大きなまな板(メモリ)を使うことがたくさんの材料(ソフト)を同時に置いて作業する事ができたり、作業効率がアップします。
パソコンの説明書にメモリの増設の方法は記載されているので増設することでこの問題は解決します。またパソコンによって使用しているメモリが違うため何のメモリを使用しているかも説明書で確認します。
不要な常駐ソフトが立ち上がっていないかをチェックする
常駐ソフトというのはパソコンの電源を入れてから切るまで常に開いているソフトです。代表的なソフトはセキュリティソフトです。インストールしているセキュリティソフトは動いていないようで裏で常に動いています。
セキュリティソフトはメモリの大きなスペースを使っているためメモリが少ない場合、セキュリティソフトをインストールしていると動作が重くなる原因となります。セキュリティソフトは仕方ないとして他のいらない常駐ソフトがないかをチェックします。
右下に表示されている①「▲」をクリックすると現在立ち上がっている常駐ソフトが表示されます。セキュリティソフトの他にも色々なソフトが後ろで動いているようです。
このソフトが多ければ多いほどメモリを使用しているのでいらないソフトはプログラムのアンインストールで削除しましょう。
詐欺ソフトがインストールされていないかチェックする
数年前からセキュリティソフトのような”顔”をしてパソコンに知らないうちに入っている詐欺ソフトが増えてきました。一般的にはパソコンの電源を入れるとスキャンを始め、スキャンが終わると『問題が見つかりました。これを改善するにはソフトを購入してください』と表示するソフトです。
これを購入したからといって問題が治るというか、そもそも問題なんて無いのにもかかわらず問題が見つかりましたというメッセージを表示させお金を騙し取るという詐欺ソフトです。
このソフトも常に裏で起動しているため、たくさんインストールされていると動作が重くなる原因となります。前述した常駐ソフトの調べ方で「▲」をクリックすると↓のソフトが表示されていれば即削除しましょう。
▶主な詐欺ソフト一覧
・Regclean Pro
・Advance SystemProtector
・PC Power Speed
・PC Registry Cleanner and Optimizer
・Registry Booster
など
こういったソフトもプログラムのアンインストールで削除することができます。
まとめ
動作が重かったり、フリーズをよくする場合は、パソコンのメモリの容量が4GB以上あるかを確認する。もしない場合はメモリ増設を検討する。そして常駐ソフトでいらないソフトがあれば削除。その中にRegclean Proなどの詐欺ソフトがある場合も削除することで多少改善します。
ちなみに一番効果があるのはメモリの増設です。
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