S&P500はアメリカの選ばれし500社の指数で取引をするインデックスファンドで、2023年は約40%アップしており、2024年も期待されているのですが、「S&P500」を取り扱っているのは1社だけでなく、色々なファンドから購入できるようになっています。
その中で最も人気なのが以下の2つです。
・SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
迷うなぁ…
でも基本的には全部同じだからどれでもいいっていうのがあるけどね。
どれでも良いって言われたらもっと迷うなぁ…
それじゃSBIとe MAXIS Slimを比較してみようか。
SBIとe MAXIS SlimのS&P500の比較
それではまず基準価格の推移から見てみましょう。
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ただ、多少の値上がり・値下がりの差はあるけど、大した差ではないからどっち買ったとしても同じなんだよ。
その中でも手数料が安いのがこの2つなんだ。
同じインデックスファンドでの大きな違いは手数料
上の表はSBI証券で買えるS&P500のリストですが、トータルリターンで見るとどれもほぼ数字は変わらないのがわかります。
しかし下の手数料の表を見てみると手数料に大きな差があるのがわかります。
ちなみに0.09372%というのは1年間の手数料で、100万円投資してたとすると年間の手数料が937円になります。
そして0.242%の場合は100万円で2420円になります。
同じ商品を買うのに937円と2420円だったら、絶対安い方がいいよ。
あとインデックスファンドというのは10年以上の長期投資が基本になるから、1年だけだと1000円くらいの違いだけど10年になると1万円以上の差が出てくるんだよ。
手数料の違いでどれくらいの金額になるのかは詳しくこちらで紹介しています。
http://ap-land.com/archives/199
人気で決めるのも一つの手
成果に関してはどれもほぼ変わらないため、手数料で決めた方がいいというのもあるのですが、もう一つは人気度も決め手の1つになります。
純資産っていうのがみんなが投資している金額の合計になるんだよ。
つまりお金がたくさん集まっているところが人気があるっていうことだね。
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も多くお金を集めていて、純資産は3兆円を超えています。
そして次に人気のSBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは1.2兆円となっています。
3兆円の0.09372%だから。
これが増えれば増えるほどファンドを運営している会社の収入も増えるから、その分もっと手数料を安くしてくれる可能性も出てくるんだよ。
2024年から新NISAが始まり、投資する人も増えたことからインデックスファンドも乱立してきました。
そうなると今後インデックスファンド自体が淘汰される可能性も十分にあります。
そうなるとやはり人気がないインデックスファンドから無くなっていくのが普通ですよね?
ちなみに投資していたインデックスファンドが無くなってしまっても投資していたお金は利益分も含めてそのまま返ってくるので自分の資産が無くなってしまうことはないのですが、もし純資産含め360万円以上あった場合は、それをNISAにまるごと投資できないので注意が必要です。
もし、S&P500に積み立て投資を10年していて、元本・利益合わせて1000万円になっていたとします。
そしてそのS&P500のインデックスファンドの人気が無くなって、消滅したとしてもお金自体はそのまま1000万円は返ってきます。
ただし、新NISAの枠は1年間で360万円なので、1000万円持っていても投資できるのは360万円までなので3年間に分けて投資しなければいけなくなるのです。
たとえば1000万円の10%は100万円だけど、360万円の10%36万円なんだ。
インデックスファンドが無くなってしまうということは1000万円投資できて100万円の利益が出るはずだったのに36万円しか出ないっていうことにもなりかねないからね。
まとめ
インデックスファンドを選ぶときは、手数料が安い方で人気度(純資産が多い方)を選んでいくのがおすすめです。
その考えでいくと、手数料が最も安くて一番人気の三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が一番おすすめということになりますね。