「インターネットなし、セキュリティー保護あり」と表示されてネットに接続できない場合の原因と対処法
Windows10搭載のPCがWi-Fi接続でネットに繋がらない状態になると「インターネットなし、セキュリティー保護あり」と表示されることがありますが、この状態になった場合の原因と対処法を紹介したいと思います。
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そもそも「インターネットなし、セキュリティー保護あり」って何?
「インターネットなし、セキュリティ保護あり」というのはインターネットに正常に繋がっていなくて、Wi-Fiルーターにセキュリティ(パスワード)がかかっているという状態で、2つの意味があります。
インターネットなし
その名の通りインターネットに接続できていません。
問題はここです。右下にあるWi-Fiのアイコンを見てみるとこのようになっていませんか?
この状態は、Wi-Fiルーターには問題なく接続できているのに、ネットだけが繋がっていないという状態になっています。
つまりPCとWi-Fiルーターを接続する方法自体は間違っていません。
正常にインターネットに接続するには「ビックリマーク」が消え、下のようなマークにする必要があります。
セキュリティ保護あり
そして、「セキュリティ保護あり」というのはWi-Fiの接続先(上の画像の場合「Buffalo-G-8130」)にパスワードが設定されている状態です。
そのため、この「セキュリティ保護あり」という表示はエラーではありません。つまりパスワードを知っている人しかこの接続先に接続できないということです。
逆に「セキュリティ保護なし」という表示であれば、Wi-Fiルーターの接続先にパスワードが設定されていない状態のため、隣近所の人がパスワードを入れなくても接続できてしまうという危険な状態になっているということです。
最近のWi-Fiルーターはほとんどの場合、工場出荷時からすでにパスワードが設定されているため、「セキュリティ保護あり」という状態になっています。
接続できないPC以外にスマートフォンや他のPCを持っている場合はその機器の状態を確認する
もしネットに繋がらないPC以外に、スマートフォンや他のPCを持っている場合は他の機器が接続できているかを確認します。もし他の機器が問題ない場合は、接続できていないPCに原因があるということがわかります。
それでは「接続できない機器がPC1台のみの場合」と「すべての機器が繋がらない場合」に分けて対処法を紹介していきますので①から順にやってみてください。
また、PC1台のみの所有で他の機器で確認ができない場合は、これから紹介するすべての対処法を確認する必要があります。
接続できない機器がPC1台だけで、他のスマートフォンやPCは接続できている場合の対処法
他の機器が接続できているということは、接続できていないPCだけの問題ということがわかるため、そのPCを直す必要があります。
①PCを再起動してみる
意外とPCを再起動するだけでも直る場合があります。
一番簡単な対処法のため、まず最初に試してみて下さい。
②接続をやり直してみる
これで直れば原因不明ですが、接続をやり直すことで改善することがあります。
まず接続先を削除します。
削除方法は①右下のWi-Fiマーク→②ネットワーク設定
既知ネットワークの管理
削除したい接続先(SSID)をクリックし、削除。
削除後、再度Wi-Fiの接続設定を行い、ネットに接続できるか確認します。
③セキュリティソフトを削除する
セキュリティソフトが正常に動いていない状態でもネットに接続できないということが起こります。よく起こりやすいのがセキュリティソフトの更新(アップデート)をずっとやっていないという状態です。
インストールしているセキュリティソフトのバージョンを確認してみてください。「ウイルスバスター2009」などと随分前の状態になっていませんか?
もしバージョンが古いのであれば、そのセキュリティソフトを削除し、再起動後セキュリティソフトがインストールされていない状態でネットに接続できるかを確認します。
もしこれでネットに繋がっていれば最新のセキュリティソフトをインストールして完了となります。
スマートフォンや他のPC含めすべての機器がネットに接続できない場合の対処法
すべての機器が接続できないということはPCの問題ではなく、モデムやWi-Fiルーターなどの機器、そして契約状態に原因がある可能性が高くなります。
①モデム・Wi-Fiルーターの電源を入れ直す
モデムに関しては利用している回線やプロバイダーとの契約プランによって使用している場合としていない場合がありますが、どちらにしても2台とも電源の入れ直しをやります。
モデムとWi-Fiルーターには電源スイッチは無いためコンセントの抜き差しで電源の入れ直しを行います。
電源の入れ直した後、モデム・Wi-Fiルーターの電源が入り正常に接続できるようになるまでに2~3分かかるため、コンセントを入れ直してから2~3分後にインターネットに接続できるかを確認します。
②インターネットの使用料の支払いが滞っていないか?
これが原因になっていることは意外と多いです。
口座引き落としにしていれば支払いが済んでいないということにはなりにくいですが、毎月コンビニなどで支払っている人が支払いを忘れ止められているということもよくあります。
支払いがちゃんと済んでいるかに関しては、プロバイダーや回線業者に確認することでわかりますので、電話で確認してみてください。
③Wi-Fiルーターの初期化を行う
Wi-Fiルーターにプロバイダ情報を設定している場合、初期化をすると再設定が必要になるためあまりやらない方がいいのですが、上から順にやってダメであればこれも試さなければいけません。
Wi-Fiルーターには「RESET」もしくは「初期化」のボタンが存在します。
初期化方法は機器によって多少異なりますが、電源が入っている状態で初期化のボタンを「つまようじ」や「クリップ」など先が尖ったもので10秒位長押しするとランプが一旦全て消え、再度ランプが点灯すると初期化が完了となります。
まれに初期化ボタンを長押ししても、ランプが点滅したまま一向に変わらないという場合もありますが、その場合はコンセントを抜き差ししてみてください。それで電源が入れば初期化が完了している場合があります。もし初期化が完了していなければもう一度初期化をやってみてください。
最後に
今回紹介した対処法の中で「セキュリティソフトを削除する」「ルーターを初期化する」に関してはできるだけ最後の方にやってください。
この2つの設定は対処後にセキュリティソフトのインストールやり直しや、プロバイダ情報をルーターに入れ直すなど、ちょっと面倒な設定を行わなわなければいけなくなる可能性があります。
そのため、まずは①から順に、簡単にできるところから実行し、それでも直らない場合はセキュリティソフトの削除やルーターの初期化などを行うようにしましょう。
5年以上同じWi-Fiルーターを使っている方へ
Wi-Fiルーターの寿命は約5年です。
もしそれ以上使用している場合で、「インターネットなし」という不具合が頻繁に起こるのであれば、ルーターの買い替えを検討してみて下さい。
おすすめのメーカーは最も不具合が少なく、安定しているバッファローです。
詳しくはこちらのページでおすすめのWi-Fiルーターを紹介していますので、参考にしてみて下さい。
・プロが教える目的別に選ぶオススメのWi-Fiルーターとは?
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