ドコモからLINEモバイルへの乗り換え方法とLINEモバイルに決めた理由(申し込み編)
これまでドコモを15年近く使い続け、雨の日も風の日もドコモの携帯を片手に過ごしてきたのですが、本日ついにドコモとお別れすることになりました。
乗り換え先として選んだのは「LINEモバイル」。
LINEモバイルはドコモ回線を利用しているため、現在利用しているスマホ「Xperia X Performance SO-04H」はSIMロック解除することなくそのまま使うことができます。
なぜ数ある格安SIMの中でLINEモバイルにしたのか?ドコモからLINEモバイルへ電話番号を変えずに申し込みする方法などを紹介していきたいと思います。
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LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルには2つのプランがあり、LINEのみが無制限で利用できる「LINEフリープラン」、LINE・Twitter・Facebook・Instagramの4つのアプリが無制限で利用できる「コミュニケーションフリープラン」に分かれています。
LINEフリープラン
データ通信 | 音声通話+データ通信 | |
カウントフリー | LINE | |
1GB | 500円 | 1,200円 |
+SMS | +120円 | 無料 |
LINEフリープランは500円(データ通信のみ)から利用できる格安のプランですが、データ容量は1GBのみとなります。
LINEモバイルはSMSが使えないタイプでもLINEの新規登録ができることから、タブレットなどのサブの端末でLINEを使いたいという人に向いています。
コミュニケーションフリープラン
データ通信+SMS | 音声通話+データ通信+SMS | |
カウントフリー | LINE、Twitter、Facebook、Instagram | |
3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 |
7GB | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
コミュニケーションフリープランは3GB~10GBまでデータ容量を選択でき、LINE・Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSアプリが無制限で利用することができるため、メインで利用するスマホで使いたい場合に向いているプランです。
LINEモバイルに決めた理由
格安SIMを販売しているMVNOは今や200社を超え、まだまだ増え続けています。
有名どころだと、毎月1GBまで無料でデータを引き出して使うことができる「mineo」や、楽天のポイントが貯まり、そのポイントで支払うことができる「楽天モバイル」などもあります。
◆mineoの特徴
・毎月1GBまで無料でデータを引き出して使うことができる「フリータンク」がある
・混み合う時間帯でも安定した速度で利用することができる「プレミアムコース」がある
・全国各地に店舗がある
◆楽天モバイルの特徴
・楽天スーパーポイントが100円利用につき1ポイント貯まる
・楽天市場、楽天カード、楽天トラベルなどで溜まったポイントも楽天モバイルの支払いに利用可能
◆LINEモバイルの特徴
・LINE・Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSアプリが無制限(カウントフリー)で利用可能
・通信速度制限がかかったとしても、カウントフリー対象のアプリはずっと高速で利用可能
最終的にこの3つで迷ったのですが、SNSアプリがカウントフリーで利用できるというのが決め手になりLINEモバイルに決めました。
メインであるスマホでしかLINEをしない
タブレットや2台目のスマホでLINEモバイルの500円プランで利用するのもいいかと思っていましたが、そもそもサブのスマホでLINEをがっつりやることはないため、サブのスマホでLINEモバイルにするメリットが感じられませんでした。
LINEは基本的に2台のスマホで同じアカウントを利用することができないため、LINEのメインのアカウントは必然的にメインのスマホでしか利用しなくなります。
そのため、LINEを無制限で利用できるメリットがあるのはメインで利用しているスマホである必要があります。それにプラスして、コミュニケーションフリープランであればTwitter・Facebook・Instagramもカウントフリーとなります。
また、カウントフリー対象は「文字のみ」だけでなく、画像や動画なども対象になり、LINEに限っては音声通話もカウントフリーとなります。
つまり、これらのアプリでは基本的に何をやってもデータを消費することがありません。
そして通信速度制限がかかっても、これらのアプリであれば速度が落ちずに利用できるというメリットもあります。
というわけで、LINEをたくさん使うのはメインのスマホだから、そのLINEが無制限で使えるLINEモバイルがいいんじゃないか?と思い、メインの回線をLINEモバイルにすることにしました。
ただ、3GBプランで「1,690円」というのは、他社MVNOの3GBプラン(音声通話付きの3GBプランの相場は1,600円)と比べても少し高いので、価格での優位性はありません。まあ高いと言っても90円ほどですが…
ドコモからLINEモバイルに乗り換えるための手順
ドコモで利用していた電話番号をそのまま利用するためにはまずドコモでMNP予約番号を取得する必要があります。そして、LINEモバイルに申し込む際の契約事務手数料を節約する方法もあるので、その方法を紹介します。
1.申し込み前にエントリーパッケージを購入
LINEモバイルに限らず、格安SIMの申し込みの際には契約事務手数料として3,000円が必要になります。しかしエントリーパッケージというコードが書かれているカードを事前に購入しておくことによって、申込時にそのコードを入力すると契約事務手数料の3,000円を無料にすることができます。
LINEモバイルのエントリーパッケージはAmazonで990円で購入することができたため、通常より2,010円安くLINEモバイルに申し込みできることになります。
また、LINEモバイルのエントリーパッケージには「音声通話SIM申し込み用」と「データSIM(SMS付き)申し込み用」の2つがあるため、プランに応じて間違わないように購入する必要があります。
このカードを開くと中には、申込時に必要な書類や申し込みの手順などが記載され、もちろん「エントリーコード」も記載されています。
2.ドコモのMNP予約番号を取得する
現在利用している電話番号をそのまま移行するためにはMNP予約番号を取得する必要があります。
MNP予約番号を取得する方法は以下の3つとなります。
・ドコモショップに直接行く
・ドコモに電話をかけて取得する
・ネットで取得する
MNP予約番号の取得方法はこちらで詳しく説明しています。
3.LINEモバイルに申し込む
エントリーパッケージが届き、MNP予約番号も取得できたら次にLINEモバイルに申し込みます。
◆申し込みに必要なもの
・メールアドレス(ドコモやauなどのキャリアメールは不可)
・免許証などの身分証明書
・クレジットカードもしくは、LINE Payカード、クレジットカードが登録されているLINE Pay
・MNP予約番号(電話番号をそのまま乗り換える場合)
必要な書類などを用意したら、LINEモバイルのサイトにて申し込みを開始します。
申込画面では「通常申し込み」と「コードを使用して申し込み」があるので、コードを使用して申し込みをクリックし、エントリーパッケージに記載されているコードを入力し次へ進みます。
※自動的に大文字が入力されるため、アルファベット入力時にわざわざShiftを押す必要はありません
スマホ本体も同時に購入するか、SIMカードのみを購入するかを選択します。
次にプランを選択します。メインのスマホで利用するため「コミュニケーションフリープラン」の3GBを選択しました。
もし容量が足りなかったり、多すぎた場合は申込後でもデータ容量の変更は可能です。
そして一番大事なのがSIMカードのサイズです。現在利用しているスマホに合うサイズを選択しなければいけません。
現在ほとんどのスマホが一番小さい「nano SIM(ナノSIM)」を利用していますが、わからない場合は調べる必要があります。
今使っているスマホのSIMカードサイズを調べる方法
・格安SIMカードを契約する前に知っておくべきことと格安スマホ購入時の注意点 |SIMキング
プランを選択すると、ページの最下部に初期費用と毎月の料金目安(通話料は除く)が表示されていて、音声通話付きの3GBプランで1,692円となっています。
また、エントリーパッケージを利用したことにより初期費用が「0円」になっていることがわかります。ちなみにLINEモバイルは申し込んだその月(初月)は基本料金が無料となります。
次に、「新規申し込み」か「他社からの乗り換え」かを選択します。他社からの乗り換えを選択すると下の画面が表示されるので、MNP予約番号・有効期限・乗り換え予定の電話番号を入力します。
10ケタのMNP予約番号でしたが、3つの入力欄があり「2ケタ」「4ケタ」「4ケタ」と入力し、再度同じ番号を入力することになります。
※有効期限が10日未満の場合は申し込みができないため、MNPを取得してから5日以内に申し込みする必要があります。
次に申し込み者の名前や住所などを入力し身分証明書をネット上でアップロードするか郵送するかを選択しますが、郵送の場合申し込みに時間がかかるため、できればスマホで身分証を撮ってアップするのが早くてラクです。
次へ進むと、下の画面が表示されるので、入力したアドレスに届いたメールを確認します。
4.身分証明書をアップロードする
身分証明書をアップロード時に免許証を提示する場合、現在の住所が変わっていて裏面に正しい住所が記載されている場合は、裏面も送らなければいけません。
身分証明書のアップロードは表・裏がアップロードできるように複数枚アップロードできるようになっています。
5.決済方法を選択
支払い方法を「LINE Pay」または「クレジットカード」のどちらかを選択し、情報を入力します。
LINEモバイルのマイページ(プランの変更などができる)にログインするためのID・パスワードを決めます。
入力内容を確認し、次へ進むと申し込み完了です。
審査が行われますが、この審査は入力した氏名や住所などの情報と提示した身分証明書と同じか?決済方法として入力したものに間違いがないかの確認が行われ、問題なければLINEモバイルを使えるようになります。
ドコモからLINEモバイルに乗り換えると基本料金では4,810円安くなる
申し込み編はこれで終了です。
審査が通るとSIMカードが送られてきて、現在利用しているスマホで設定を行えばその時点でドコモが解約となり、LINEモバイルへ完全に移行されます。
料金面で見ると、現在ドコモで利用していた料金プランがこちら
カケホーダイ(2,700円)+データ2GB(3,500円)+spモード(300円)=6,500円
そしてLINEモバイルで選択した料金プランがこちら
コミュニケーションフリープラン3GB:1,690円
これまで6,500円だったスマホ代がLINEモバイルに変更することによって1,690円になるため、月々4,810円の節約となります。
ただし、LINEモバイルの料金プランには通話料が含まれていないため、1,690円に通話料がプラスされるようになります。
通話自体はそこまで長電話をすることもないため、およそ2,000円から高くても3,000円くらいになるのではないかと思っています。
最後に、今までドコモを解約するのを躊躇していた理由として、Xperiaを購入できなくなるということがあったのですが、次回のXperiaからはEXPANSYSで海外版を購入することに決めたため、乗り換えを決意しました。
設定編は「ドコモからLINEモバイルに乗り換える方法(設定編)MNP切り替えの連絡をしてから約2時間で開通します」で紹介しています。
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