これまで過去30年間、日本デフレでした。
物の値段がほとんど変わらず、「しまむら」や「WORKMAN」などの登場によって洋服は非常に安く買えるようになりました。
それ以外にもDAISOやセリアなどの100円ショップと低価格で高品質なショップも非常に多くなりました。
つまり物の値段が下がっていくので、お金を銀行に預けているだけで実質お金の価値が上がっているのと同じことなので、このようなデフレ時代では、お金を使わず貯蓄することが良しとされていましたし、それが最も安定的に自分の生活を守る手段だったのです。
現在銀行に預けていても金利はほぼ0%にも関わらずです。
その結果、お金が回らずどんどん景気が悪くなってきたんだ。
しかし、2023年頃から急に物の値段が上がったこと実感するようになりました。
スーパーに行くと卵が非常に高くなっていてビックリした人も多いのではないでしょうか?
そして、マクドナルドも大きな値上げもしましたね。
2024以降、日銀は2%の物価上昇を目標にしているので、これからも少しずつ物の値段は上がっていくでしょう。
そうなると今までのように銀行に預けていると、銀行の残高は変わりませんが物の値段が上がっていくので、お金の価値は下がっていくことになります。
つまりこれからの時代、今までのようにお金を使わずに銀行に預けている守りの姿勢ではどんどん資産が減っていくことになります。
お金をたくさん使うことで、お金が回って好景気になっていくっていう仕組みなんだ。
バブル時も現在も、お金(日本円)の総量が変わっているわけではないからね。
たしかに老後のために貯めておこうっていう人多いもんね…
2024年以降のインフレ時代は使う人と使わない人で大きく格差が開いてくる可能性がある
お金を使わずに貯金しているだけでは、物の値段が上がっていくので実質お金は減っていくことになります。
2%の物価上昇が10年続いた場合
1年目 | 100万円 |
2年目 | 98万円 |
3年目 | 96万円 |
4年目 | 94万円 |
5年目 | 92万円 |
6年目 | 90万円 |
7年目 | 89万円 |
8年目 | 87万円 |
9年目 | 85万円 |
10年目 | 83万円 |
このように毎年2%ずつお金の価値が下がることになるので、貯金しているだけだと損をしていくことになります。
つまりは貯金だけっていうのもリスクなんだよ。
2024年から新NISAが始まったので、今後は株式投資が普通の世界になってくるでしょう。
ただ投資というのは株式投資だけではありません。
資格の勉強や手に職をつけるためにプログラムや動画の編集を学んだり、本を読んだりするのも自分への投資です。
そしてスキルアップして、今よりも給料が高い企業へ転職するという手もあります。
その理由は今より給料が高いところに転職している人が多いというのがあって、転職してほしくない人には企業が給料を上げるという循環ができているみたいだよ。
転職だけでなく、副業そして起業して新しいサービスを作るという手もあります。
このようにお金を使わずに様々なところに投資していくことで人やお金が回り、景気が良くなっていくというのがインフレの基本になります。
インフレって悪いことばかりじゃないんだね。
逆に自分への投資もしない、お金も使わない、株式投資もしない人はインフレによって現金の価値が下がり続けていくのを待つだけになってしまうので、投資している人との差がどんどん開いてしまうことになります。
最も簡単にお金を増やす方法はインデックスファンドへの投資

出典:日本経済新聞
今後世界の経済は人口増加によってますます成長していくことが予想されています。
それに伴い、全世界の株に投資するインデックスファンド「全世界株式(オールカントリー)」が非常に人気を集めています。
全世界株式で最も人気がある「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のトータルリターンを過去5年間で見てみると、下の画像のようになっています。

当然今後もこれまでと同じような伸び率で行くかどうかは誰にもわかりませんし、リーマンショックのような金融危機もまたいつ起こるかわかりません。
ですがそのようなショックを経ても、右肩上がりに成長していくのはほぼ確実視されていますので、リスクが低い定額の積み立て投資をすることが、今後のインフレ時代に勝って行く最も簡単な方法になるでしょう。
まずは1000円でも良いので月々の積み立て投資を初めて見ることをおすすめするよ。
NISAも始まって税金無しになったことだしね。
NISAがよくわからない方はこちらをご覧下さい
http://ap-land.com/archives/35