金融庁が老後に必要な額が2000万円と発表し、そんなに貯めれるわけ無いと炎上した、いわゆる老後2000万円問題。
今後どんどん年金のもらえる額が少なくなる上に、もらえる年齢も引き上げられているため、現在の40代以下の人たちが老後を迎えた頃には年金だけで生活ができなくなっているでしょう。
そこで老後の不安をなくすために貯金をしているという方も多いと思いますが、2023年から急激に物の値段が上がってきました。
いわゆるインフレです。
日本銀行が年間2%の物価上昇を目標に設定しているため、金利が全くつかない銀行に預けていても物の値段が上がり続けているので、実質お金の価値は下がり続けているのです。
どういうことなのそれ…
ただその分、給料が上がれば良いんだけど日本人の平均所得も何十年も変わってないし…
ということは、今までのようにただ貯金しておくだけではお金は目減りしていくんだ。
インデックス投資は老後の不安を解消できるが、すぐに結果を求めてしまうと失敗する
投資というとどこかの企業の株を購入して、上がったときに売る「個別株」を思い浮かべる方が多いと思いますが、個別株の場合、その企業の業績や将来性などを詳しく調べてからでないと失敗する可能性が高くなります。
また、短期で売買するデイトレードの場合、数億~数十億持っている投資家と同じ土俵で戦わなければいけないため、たったの数十万円を握りしめてプロの投資家がたくさんいる中で素人が挑んでも、ほぼ高確率で負けます。
ただ、株は購入日から上がるか下がるかの50%の確率なので、たまたま運良く上がって短期的に儲けられる可能性もあるのですが、それを1年・10年と、ずっと勝ち続けれるかと言ったら、24時間株のことを考えられる人や、本当に才能があるほんの一握りの人だけが勝ち続けることができるのです。
さっきドヤ顔で、老後の問題を解決するのは投資なんだ( ̄ー ̄)キリッ
って言ってたのは何なのよ!
これは、いろんな優良企業をまとめて、その株価の平均値で売買するから、大きく得をすることはないけど、かなり安定した投資ができるんだ。
結局インデックスファンドが最強で安定な理由
個別株で毎月安定して利益を上げていくには、いろんな企業を発掘したり、経済のニュースを注視したりなどやることがたくさんありますが、インデックスファンドであれば、最初にどのインデックスファンドに投資するかを決めてしまえば、そのまま放置で構いません。
そのまま放置で儲けれるなんて信じられないわ!
でも、インデックスファンドで一番人気のS&P500の過去10年くらいのチャートを見てみても、少しずつだけど上がって来てるんだ。
もちろんリーマンショックやコロナショックで一時的に下がることはあっても持ち続けていれば、結局上がってるのがわかるよね?
インデックスファンドで注意することは、数十年スパンでの毎月コツコツ積み立て投資をすることです。
決して一時的な下げで売ったりしないで、子どもの進学などの大きなお金が必要になったときや老後の資金を貯めるという意識で、ずっと貯めておく必要があります。
もし100万円投資したとして、一年の儲けは5万円(トータル105万円)なんだよ。
インデックス投資のデメリットは個別株のように短期で2倍3倍になることが無いんだ。
投資額は月2~3万円で十分
毎月2万円を30年間積み立てて、5%の利回りで回ったとすると30年後には1664万円になります。
しかも、月3万円でこれだからね。
ちなみに、S&P500のトータルリターンを見てみると、過去1年では23.38%上がり、3年では22.38%、そしてこのファンドが立ち上がってからは119.09%も上がっていることがわかります。
最後に
今や銀行に預けてても金利はほとんど付きません。それどころか2023年は大きく物価が上がりました。
そして日銀は今後も年2%の物価上昇を目標にしています。
ということは銀行に預けているだけでは、自分のお金は増えずに物価だけが上がるので、実質お金の価値が下がり続けていくことを意味します。
そのために今後は投資をしていかなければいけない時代になってきました。
いま30代の人であれば老後を迎えるまで30年の時間があるので月に2~3万円積み立て投資するだけで、老後の資金は十分貯めることができます。
もちろんインデックス投資では1年後に数百万円利益を出すということは難しいですが、一発逆転を懸けてFXや個別株に手を出さずに、結局コツコツと積み立て投資をしていくことが初心者にとっての最適な投資方法になるのです。