老後必要になる金額が2000万円と言われている時代ですが、物価も少しずつ上がり続けていくことを考えるともしかすると2000万円では足りなくなるかもしれません…
ただ老後だけでなく、もちろん現時点でも生きていくのにお金が必要です。
一人暮らしでも、引っ越しや結婚など、家族がいる場合は子どもの養育費や進学など、大きなお金が必要になる場面がきっと来るでしょう。
そんなときにある程度の蓄えが無いと詰んでしまう可能性があります。
日本ではお金は使わずに貯めておきなさいという教育をされることが多いので、できるだけ貯金を心がけている方も多いと思いますが、それでもなぜかお金を貯めることができない方もいるのが現実です。
そこで今回は、貯金をするために何に気をつければいいのか3つの項目に分けて紹介していきたいと思います。
頭が悪い私でもそんなことわかるわよ!
貯金をするためには現時点での収入と支出をまず把握しよう!
貯金をするための管理術
貯金をするために一番効果的なのは収入を上げることですが、このご時世来月から1万円給料アップ!みたいなことはなかなか無いですよね…
そこで、収入は変わらずにできるだけ貯蓄を増やす方法と考え方を紹介します。
①固定費を下げる
生活費には毎月同じ額が出ていく「固定費」と異なる額が出ていく「変動費」の2つがあります。
固定費
家賃・スマホ代・水道光熱費・通信費・保険料・自動車維持費・教育費・サブスク
変動費
食費・洋服代・美容費・交際費や香典や御祝儀などの突発的な出費など
もちろんいらない物を買わないようにしようとか、10円でも安いスーパーで買おうとするのは節約になりますが、それよりも固定費を下げるのが最も効率よく貯金をする方法になります。
固定費を下げてみよう!
収入 | 230,000円 |
家賃 | 98,000円 |
スマホ代 | 13,000円 |
水道光熱費 | 15,000円 |
ネット代 | 8,000円 |
保険料 | 8,000円 |
サブスク | 3,000円 |
収支 | +85,000円 |
例えば上の表のような収入と毎月の固定費があるとします。
この状態であれば85,000円のプラスになりますが、さらにここから食費や交際費などの変動費も加わるため、少し無駄遣いをしてしまうと収支がプラスマイナスゼロになってしまい、貯金が全くできないという可能性もあります。
そういった場合、固定費から下げれるようなものを検討していくことになります。
まず最初に手をつけたいのが家賃の98,000円です。
家賃は給与の1/3が目安となるので、230,000円の1/3は76,000円ですので、家賃を20,000円は抑えたいところです。
もちろん引越し費用がかかってしまいますが、一度引っ越してしまうと毎月20,000円貯金できるようになります。
続いてスマホ代の13,000円です。
今や格安スマホというのがあり、月々の使用料は1,000円~2,000円ほどまで節約することができます。
今の機種はそのままに、中に入っているSIMカードを変えるだけですので、スマホ代が高いと感じている方は格安スマホを検討してみましょう。
格安スマホで有名なところだとmineoというサービスがあり、mineoであればドコモ・au・ソフトバンクのすべての回線から選ぶことができるので、現在ドコモのスマホを使っている人であればドコモ回線のmineoを選べば今使っているスマホはそのままに月々の使用料を節約することができます。
②コンビニや自販機を使わない
お金が貯まらない人にありがちなのがコンビニを良く使う人です。
コンビニはスーパーに比べ同じ商品でも価格が高いことは誰もが知っている事実ですが、便利さに負けてコンビニばかりで買い物をしてしまうと一度の買い物であれば数百円程度かもしれませんが、毎日のようにコンビニで買物をしてしまうと数千円~数万円も無駄遣いをしてしまうことになります。
自販機やスタバなどのカフェも同じです。
金持ちになる節約家の人は必ずと行っていいほどコンビニを使いません。水を買うのはもったいないと水道水をペットボトルに入れて持ち運ぶほどです。
コンビニで150円のお茶でも安めのスーパーであれば80円などで売っている場合がありますよね?
これはお金持ちであるほど実践していることですので、できるだけスーパーで買えるものであればスーパーで買うことをおすすめします。
③持っている服やモノを把握しておく
特に服を買うときに注意したいのが、今自分が持っている服をすべて把握しておくということです。
自分の服の好みはコロコロ変わるわけではないので、すでに持っている服と同じような服をまた買ってしまったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
これ可愛いーって思って買ってきて、クローゼットに収納しようとしたら、ほとんど同じようなワンピース出てきて、同じようなやつ持ってたやないかーい!って愕然としたことあるわ…
これは1つの考え方に過ぎませんが、もちろん同じような服をたくさん持っていて、それを着回すという目的であれば全く問題ありません。
ただし、そのような目的が無く必要でもなかったのに買ってしまったというのは問題です。
そして、あるあるなのが財布の中にたくさんお金が入ってると、ついつい使ってしまうという癖を持っている人。
今財布に3万円入ってるから使っても大丈夫だーという考えは止めましょう。
財布に入ってるから大丈夫ではありません。お金は使ったら減ります。
それが本当に必要なものなのか?ネットで探したらもっと安く買えるんじゃないか?など、まず買う前に一旦立ち止まって考えてみることが大事なのです。
最後に、高いものを見た後のちょっと安いものには注意が必要!
よくありがちなのは車などの大きな買い物をするときに、車体価格が300万円で、おしゃれなホイールオプションが3万円だったとします。
合計で303万円になるわけですが、たった3万円だから良いか。
と300万円に対し3万円なので感覚が麻痺し、3万円が高いと感じなくなってしまうのです。
家も同じく、すでに持っている持ち家の換気扇が故障したとします。
その修理に30万円と言われると高いなぁーと感じると思いますが、3000万円の家を購入するときに最新の換気扇が30万円で付けれますよ。
と聞くと、まあ30万円くらいなら付けとくか。という気持ちになってしまいがちなのです。
このように大きな買い物をするときは、数万円でもかなり少額に感じてしまうので、大きな買い物をする際は金銭感覚がバグりやすいということを肝に命じておきましょう。