株式投資で一番恐いのは損ですよね?
心理学でも圧倒的に、儲かったときよりも損したときの方が精神的に来るという研究結果が出ているようです。
そのため、プラスになったときの喜びよりも、マイナスになったときの悲しみの方がつらく感じてしまいパニックになることもあるかもしれません。
しかし、考え方を変えると株が下がったときは安く買えるというメリットがあります。
「株が下がったら損する」では無く「株が下がったら安く買える」ということを念頭に置いた上で、このページを読み進めていただければと思います。
持ってる株がどんどん下がって行っちゃったら、怖くて泣いちゃう…
すぐ売っちゃいたいもん…
投資初心者に積み立て投資をおすすめする理由
積み立て投資は毎月決まった額を運営会社(ファンド)に渡し、そのお金をプロの投資家(ファンドマネージャー)に運用をお願いするという投資方法です。
いわゆる「投資信託」と呼ばれる投資方法なのですが、なぜ積み立て型の投資信託をおすすめするのかというと、一度商品を選んだら後はほったらかしでOKだからです。
投資って毎日のように株価をチェックしないといけないんじゃないの?
それなら損する心配も無いだろうし。
もちろん相場が下がっていれば、持っている株も下がる可能性があるから、株に絶対は無いんだ。
絶対投資なんか無理だよ~。閉店ガラガラ~。
インデックスファンドだと大きく儲けるのは難しいけど、リスクも低いので比較的安心なんだ。
積み立て投資なら株価が下がってもメリットを享受できる
出典:日経新聞
インデックスファンドとは個別株を複数集め、それらの株価の平均で取引するという投資方法です。
例えばトヨタに投資したとすると、トヨタの業績だけで株価が上下することになりますが、日経225のインデックスファンドであれば、トヨタを含む225の銘柄に分散投資することになるため、リスクを抑えることができるのです。
インデックスファンドに投資する際に一番大事なことは、長く持ち続けるということです。
この長くというのは最低でも5年から10年20年くらいは持ち続けることをおすすめします。
そして、株価は必ず下がることもあれば上がることもあります。
ずっと上がり続けるということはありません。
そこで積み立て投資が生きてくるのです。
積み立て投資は、毎月決まった額を投資することになるのですが、株価が下がったときも上がったときも同じ額を積み立てることで平均的な価格で購入できるというメリットがあります。
つまりこの方法で運用することで、株価の平均値で株を購入できるため、購入額を均す(ならす)ことができるのです。
株が下がったときの心構えと対策
それでは最後に自分が持っている株が下がったときの心構えについてお話していきたいと思います。
まず投資の大前提として、投資に回すお金は余剰金を使うということです。
最悪投資しているお金がゼロになったとしても生活に困らない額を投資に回しましょう。
そして次に大事なことは、積み立て投資を行うということです。
積み立て投資を行うことによって高いときには少なく、安いときにたくさん買うことで、結果的にその株価の平均で買うことができるので、上がってるときには喜んで、下がったときは「安く買えてラッキー」と思うことで、心にも余裕が生まれます。
そして、これまでリーマンショック、東日本大震災、コロナショックなどで大幅に株価が下がったという歴史があります。
積み立て投資は10年以上の長期投資が基本のため、長年持ち続けていると今後このような事象や天災は必ず起こるでしょう。
ただ、これまでの歴史を見てみてもリーマンショックなどで下がった株価は時間をかけて戻り、今ではそれ以上に上がっています。
世界の人口は2022年で80億人、2037年には90億人、2080年代には104億人でピークを迎えると予想されています。
人口が増えると経済も発展し、株価も上昇傾向になっていくことが予想されています。
もちろん数年にかけて下げることもあると思いますが、気にせずコツコツと積み立てていくことが最善の策ではないでしょうか?
もちろん株に絶対は無いけど、一番儲かっている人は売らずにずっと持ち続けていた人だって言われているから、初心者は積み立て設定をしたら忘れるくらいがちょうど良いんじゃないかな?